「ガラスの仮面」に“誰も予想できない展開”は必要か?


さて、前記事からのつづきです。

美内センセは以前から

ガラスの仮面の結末はもう決まっている

とおっしゃっておられます。
結末が決まっているのにそこまでたどり着けないというのは、それはもう途中が描けないという事に尽きるわけで、先程はその理由を「紅天女」のストーリーが納得できないからという仮説を立てたわけですが、もうひとつ考えられるのは、
結末までの展開を誰も予想できないものにしたいという欲求が強いため
という仮説です。

これの根拠として、以前竹熊健太郎氏が、「ガラスの仮面」のラストを予想した時に、それを見た美内センセが
「それ以上の結末を描けばいいんでしょ」
とおっしゃったとかおっしゃらなかったとか。

それに、最近の刊行でも、雑誌連載時の巷の評判をご覧になっているのか、単行本刊行時には、必ずと言っていいほど連載時の読者を裏切る展開を用意なさってます。

でも、それってそんなに重要ですか?

連載開始から今年で40年、その間に物語のパターンも出尽くした感がありますし、今の時代、“どう驚かせるか”より“どう説得力を持たせるか”の方が重要視されている気がしますし、それこそ美内センセお得意の技じゃないですか。

何の変哲もない舞台に感動を生み出すのは。

ただまあ、「ふたりの王女」で一度直接対決させてるだけに、ハードルは上がってるのは間違いないし、前記事でも言いましたが、読者が興味を持っている結末のパターンは
紅天女マヤ マヤ恋愛ハッピーエンド
紅天女マヤ マヤ恋愛ハッピーエンドならず
紅天女亜弓 マヤ恋愛ハッピーエンド
紅天女亜弓 マヤ恋愛ハッピーエンドならず

この4通りしかないので、どうやっても衝撃の結末にはなりません。

という点でいろいろと困難があるのはわかりますが、衝撃の展開はいりませんから、願わくば感動の展開を。

・・・まぁ、こんな木っ端ブログはご覧になってはないと思いますけどね。

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