山岸凉子「レベレーション-啓示-」1巻 感想(ネタバレあり)



レベレーション(啓示)(1) (モーニング KC)
講談社
2015-12-22
山岸 凉子

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待ちに待ってた山岸凉子さんの新作が、ひっそりとだいぶ以前に出ているじゃあ~りませんか。
あわてて即買い。
読んでみるとこれが、ジャンヌ・ダルクの物語。
思わず期待半分、不安半分


・・・やっぱりねえ、偉人の伝記物語というと、「日出処の天子」という傑作をいやでも連想してしまうわけで。
それもこんだけ有名人ならばそうそう脚色もできんだろ、というわけで、不安がなかなか大きいわけですが、それでもなおこの物語を描きたいと思った山岸さんの思いを考えるに、期待して見守ろうとも思うわけです。

でですね。
時代もマンガに求められているものも異なるので、そのまま比較してはイカンのですが、ジャンヌ・ダルクの物語というと、美内すずえの「白ゆりの騎士」というのがあるわけです。
これは、オルレアンを解放するまでの物語を、いかにもストーリーテラーらしく、痛快なストーリー展開で描いています。
これは、いわゆる一般的に言われる“偉人伝”という言葉から連想される物語の範疇です。

しかしこの「レベレーション」は、なんとジャンヌが処刑場に連れて行かれる場面からスタートします。
明らかに描きたい物語の違いを冒頭から提示しています。
そうして、故郷のドンレミ村を後にするところで1巻は終了するわけですが、全体を通して物悲しいトーンを感じてしまうのは私だけでしょうか。
啓示を授かるシーンなどはいかにも神々しいのですけどね。

あと、このペースで描いていると、年1冊刊行がやっとなのに、この物語の進行では完結まであと10年くらいかかるんじゃないかと(爆)
掲載誌がモーニングだから「テレプシコーラ」みたいにはできないと思ってらっしゃるのか、かなり気合の描きこみが見られます。
それ自体は喜ばしいのですが、結果出来上がるページ数は半減するし、でも質は落としてほしくないし、ううぅ、ジレンマじゃ(笑)

とりあえず、この物語の無事の完結と「艮」(うしとら)の早期コミックス収録をお願いしたいもんです。
山岸センセとモーニング編集部に。

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