槇村さとる「モーメント 永遠の一瞬」4巻 感想(ネタバレあり)



モーメント 永遠の一瞬 4 (マーガレットコミックス)
集英社
2016-01-25
槇村 さとる

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by モーメント 永遠の一瞬 4 (マーガレットコミックス) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



さてさて、お久しぶりでございます。
御用とお急ぎでない方は、またのお付き合いをお願いいたします。

さて、槇村さとるさんの「モーメント」ですが、槙村さんお得意のフィギュアスケート物でございます。
とは言いながら、この作品、スポ根マンガにしてはある画期的な設定がされているのにお気づきでしょうか?

そう、実は

主人公の年齢が読者の年齢層と違う!

のですよ。
マンガ(特に少女マンガ)の世界では、“読者が感情移入しやすい”との理由で、ほとんどの主人公が学生でした。
そうして読者の年齢層が上がっていくにつれて、大人が主人公であったりするマンガが増えてきたのですが、
さてここで問題がひとつ。

スポーツや芸術の世界など、英才教育が重要とされる世界を描くにはどうしたらいいか。

この問題をクリアすべく今までの作者はいろいろと工夫を重ねてきました。
もっとも多いのが“遅れてきた天才”パターン
才能が大きすぎて誰も気づかなかった(「アラベスク」や「SWAN」)というものは枚挙にいとまがありません。
その他にも、競技自体が未経験であったパターン(「銀のロマンティック・・・わはは」)や、
才能はあったけれど途中でグレて育ってしまったパターン(「Do Da Dancin’」)、
あげくの果てには、フィギュアのコーチが主人公(「ヒロインの条件」)など、それはもう涙ぐましいほどの苦労をして主人公を設定していたわけです。
スポーツばっかり例に挙げましたが「のだめカンタービレ」や「いつもポケットにショパン」なんかもこのグループですな。

それが今回、
読者のマンガ読み能力が成熟してきたと判断されたのかどうか定かではありませんが、この作品、とにもかくにも、普通の天才の雪が普通に才能を発揮していく(言い方がヘンですが)ドラマとして描かれています。

だからでしょうか。
イジメややっかみなども描かれてはいますがこの作品から受ける印象は“自然な”という感じです。
周囲のオトナは相変わらずドロドロしてますけどね(笑)

・・・作品に関しては、今のところ大して言うことはありません。
手慣れた槇村作品って言う感じ。
ただこの作品が、オリンピックの場面から始まる回想物語なので、

ダレずに物語をオリンピックまで持っていけるか、

そして、

年齢相応に幼い恋愛場面を魅力的に描けるか

その辺に注目しながら推移を見守っていきたいと思います。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック