有吉京子「SWANー白鳥ー[モスクワ編]」4巻(完) 感想(ネタバレあり)



SWAN ?白鳥? モスクワ編 4
平凡社
有吉 京子

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ちょっと他にハマってしまったことがあって、まさに「凝り性だけど飽きっぽい」所を見せていたわけですが、

ちょっとこの作品には触れずばなるまい

というわけで、久しぶりに復帰いたしました。

さて。
真澄はエヴァ初号機のごとく、覚醒と解放を始めるわけですが、有吉センセ、ただのサクセスストーリーでは1冊保たないと思ったのか、セルゲイエフ先生との関係にひとつの決着をつけさせます。
そこが
うーん、余分
と思ってしまいました。
あくまでもモスクワ編としては、ですが。

素直にモスクワを旅立ったとこで終わらせていんじゃね?

と思いますね。
実際「SWAN」本編もそんな終わり方だったし。
それを、ドイツ編のヒキにしたいんだか、いかにも続きます、的な終わり方をさせてるのが、やや不満。

だいたいねー。
この巻だけ読んでる分にはそれなりに整合性は取れてるんですが、最初から、あるいは「SWAN」から読み返すと、パラレルワールドかと思うような描写の食い違いがあちこちに見られるんですよ。
特に、セルゲイエフ先生の真澄に対する感情を、
創造性を刺激するミューズのような存在
…ってあっさり片付けるのってアリ?
なーんか納得がいきません。

こんなふうに伏線の処理や以前の描写との整合性が取れないんなら、思わせぶりなヒキや伏線はやめて、キレイに完結して欲しいもんだと思います。

次のドイツ編だって、はたして「まいあ」第1部で語られた「伝説の子」の意味をちゃんと説明するのか、はなはだ疑問だし。
「アプローズ」の頃からこの言いっ放し、描きっ放しのクセは見られたんですけど、ちょっと最近エスカレート気味。
絵が劣化してないだけに、ストーリーの練りこみの甘さが余計に残念。

それと。
もう、「SWAN MAGAZINE」って、限界じゃね?

多分売れ行きが低下してるんでしょう。
読者の購買意欲をそそるようなネタが尽きかけてるんだと思うよ。
だから、1号あたりの連載ページも減らされて、今回は5回分でようやく1冊の分量だし。
いっそのこと描きおろしにしたら?と思いますね。
ストーリー物で、1年以上刊行間隔が空くのは良くないと思いますよ。
「ガラスの仮面」の例を見ても。
オトナの事情がおありでしょうが、作品のためには
”年1回、描きおろしで刊行”
がいいと思いますけどね。

…今のままでは、ちょっと”通しでの再読に耐えうる作品”になってない気がするんですが。
どうなんでしょう?

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