槙村さとる「Do Da Dancin'! ヴェネチア国際編」13巻(完)感想(ネタバレあり)



Do Da Dancin'! 13 ヴェネチア国際編 (オフィスユーコミックス)
集英社クリエイティブ
2013-08-23
槇村 さとる

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槙村さとる最長連載の「Do Da Dancin'!」最終巻です。
まず最初に思ったのは、
いきなり終わったなあ~
ということ。

ヴェネチア国際編と銘打っているんだから、ここからが佳境でしょうに?
有吉京子だったら、ここから単行本2冊くらいは引っ張るぜ!


という内容のはずなのに、実際の決選(”決戦”と表記しているのは間違っていると思う)は60頁くらいでさらっと終了するし、いざ読み終えたらなんかデジャ・ヴと消化不良感でお腹いっぱいだし。

まあ何というか

鯛子は金賞を取りました
三上ともうまくいきました
オーレリアはやはり病気でダンサーの道を断念せざるを得なくなりました。


・・・というお話だったんですけどね。

デジャ・ヴの理由は主に二つ。

オーレリアが鯛子にいろいろ教えていたのは、自分が踊れなくなるから、という展開が
「アラベスク」のマチューのエピソードを彷彿とさせてしまった事
展開のパターンなんて限りがあるものなので、「パクリだ!」などと言う気はありませんが、別の作品を思い出させたら負けじゃね?と思います。
目先を変えようとしてか、オーレリアは死なずにダンサー生命を絶たれますが、愛だけは手に入れた・・・という展開にしてますが、ちょっとそれくらいでは・・・ねえ、という感じ。

それともう一つは、コンクールの裏のゴタゴタが、全日本の時、コンクール前、のゴタゴタと登場人物が違うだけでまるっきり変わり映えしなかったこと。
もうええわ、と思ったのですが、作者もあっさりゴタゴタにケリを付けたのを見て、
槙村さんももうこの問題は描きたくなかったんじゃなかろうか、だったらエピソード出すなよ
とつい邪推してしまいました。

消化不良感の方はもう少し深刻。

コンクールの描き方がいい加減

これに尽きます。
ていうか、鯛子の勝ちを説得力を持って描けなかった、ともいえます。

オーレリアという絶対強者と競わねばならなくなった事で、開幕までは最大のライバルだったはずの真理に対して、一度も勝利していないのに、もう鯛子の敵じゃないような位置に追いやられているし、何より決選では

ライバルが全員失敗し、その結果鯛子が優勝した事

が納得いきません。
失敗の理由は人それぞれなのですが、それにしても国際コンクールの優勝候補がことごとく失敗するなんてあるかぁ?

本来ならこの結末に怒りすら覚えるはずなのですが、感じるのはただ残念感のみ。
それも、「やっぱりな」的な。
ここしばらくの失速感に、きっと無意識の内に感じるものがあったのでしょう。


うーん。

ため息しか出ませんわ。

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この記事へのコメント

  • R.H.

    はじめまして、こんにちは。
    槇村さとるさんのお話は面白い物が多くて
    そして自分もバレエ漫画が大好きで
    ずっとドゥダ…を読んできていたのに、
    最後の終わり方があまりに残念だったから、みんなどんな感想なの?と思って検索して、ブログ拝見いたしました。
    そしてめっちゃ共感しました。。。
    ずっと読んできて、キャラに愛着もあるのに、この仕打ちはちょっと…ありえないなーと思って凹んでます^^;
    2013年08月27日 14:03
  • DAI

    >R.H.さん
    コメントありがとうございます。
    あの終わり方はないですよね。
    あと、この記事を書いた後気づいたのですが、愛子先生とか龍一王子とか、途中出てきてた主要キャラにまったく触れられずに「使い捨て?」みたいな扱いだったのもホントに残念です。
    2013年08月29日 22:04

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